過払い金返還請求はグレーゾーン金利などによって払いすぎた借金の利息を取り戻すという手続き方法です。
一時期はテレビCMで盛んに宣伝されていたので何となく名前くらいは聞いたことがある方も多いと思いますが、具体的にどのような手続き方法で、どのようなメリットやデメリットがあるのか把握してない方は多いです。
そこでここでは過払い金返還請求に関するメリットとデメリット、また過払い金を請求する際に発生するリスクなどについてわかりやすく解説していようと思います。
過払い金返還請求はテレビでもよく放送されているので気になっている方も多いと思いますが、メリットとデメリットについてしっかりと把握してる方は少ないと思おうので参考にしてください。
過払い金返還請求をするメリットについてまずは解説しようと思います。
過払い金返還請求はメリットが大きい手続きだということは何となく理解していると思いますが、具体的にどういったメリットがあるのか理解してない方は結構多いです。
簡単に過払い金請求するメリットをまとめたので参考にしてください。
過払い金返還請求をする一番の目的には払いすぎた利息を取り戻すということです。過払い金は借金返済の過程で生じた払いすぎた利息を取り戻すという手続き方法なので、過払い金返還請求をすれば払いすぎた利息を取り戻すことができます。
現在は借金の利息については利息制限法によって上限が決まっていますが、昔は利息制限法以外にも出資法という法律があり、そのことによって上限金利が2つ存在しました。この2つの上限金利の間がグレーゾーン金利と呼ばれていました。
しかし最高裁判所の決定で、利息制限法を超過する利息は無効だとする判断が出されてしまい、そのことによって過払い金返還請求で払いすぎた利息が戻ることになりました。
過払い金は元々は払いすぎた利息なので、請求しないのはもったいないと思います。
過払い金は借金返済している間に請求できるのはもちろんですが、完済してる借金でも請求可能です。過去に借金返済したことがあるという方も調べてみるといいと思います。
実際に完済している過払い金を調べてみると、数百万円の過払い金があったというケースもあるので、借金返済したことがあるという方は弁護士や司法書士の無料相談を利用して過払い金を調べてもらう価値は十分にあります。
ちなみに完済済みでの過払い金返還請求だと、デメリットらしいデメリットがないのでさらにお得です。過払い金があるかどうかは弁護士や司法書士に相談すれば無料で調べてもらうことができます。
さらに過払い金返還請求の依頼料金は、戻ってきた過払い金額の20%など、過払い金の額によって変わってきますが、これなら過払い金額よりも依頼料金が高いということはなくなるので、過払い金があれば得をするということです。
借金がある状況での過払い金返還請求だと、過払い金の額が大きい場合には、戻ってくる過払い金で借金を完済できてしまうことがあります。
借金をずっと払い続けているようなケースだと過払い金額も結構な金額になっている可能性があるので、過払い金を請求することによって、借金が完済できるだけでなく、さらに残った過払い金が手元に戻ってくることもあります。
借金返済を長年続けている状況だと、過払い金額がかなりの額になっている可能性があるので一度調べてみるといいと思います。
過払い金返還請求は上記のように数多くのメリットがありますが、まったくデメリットがないというわけではないです。
過払い金返還請求を検討しているなら、メリットだけでなく、デメリットも事前にしっかりと理解しておくようにしましょう。
返済途中での過払い金で借入額よりも過払い金返還請求での金額が小さい場合には、過払い金で得た差額の残りの借金について任意整理することになります。
任意整理をすると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、新たに借金できなくなってしまったり、ローンを組めなくなったり、クレジットカードが利用できなくなるなどのデメリットが発生します。
ただ、すでに借金返済で困っていて、借金を滞納している場合だと、すでに信用情報がブラックリストに登録されているので、このデメリットはあまり意味がないです。
まずは過払い金がどの程度あるか調べるためにも弁護士や司法書士の無料相談を利用して過払い金額を見積もってもらってはどうでしょうか。
過払い金には時効があります。時効がなかったらずっと昔までさかのぼって請求できることになるので、過払い金額が際限なくとんでもない金額になってしまう可能性があります。
過払い金の時効は10年間なので、過払い金があるかもしれないという状況なら早めに弁護士や司法書士に相談して過払い金をチェックしてもらうといいと思います。
せっかく過払い金があっても、すでに時効になってしまっては請求することができないです。
また過払い金請求先の金融業者が破綻している場合も請求することができないので注意しましょう。
過払い金返還請求は基本的には弁護士や司法書士に手続きを依頼して返還交渉をするというのが普通ですが、金融業者によっては交渉が上手くいかずに訴訟になってしまう可能性があります。
訴訟になったとしても負けることはないと思いますが、それでも訴訟期間が長くなると、過払い金が戻ってくる時期が遅くなるので、すぐに過払い金が欲しいという方からすると大きなデメリットになります。
金融業者としては訴訟にしない代わりに過払い金の減額などを求めてきたり交渉材料にしてくるので、過払い金返還請求では交渉力も重要になってきます。
過払い金返還請求は普通は弁護士や司法書士などの法律事務所に手続きを依頼しますが、中には自分で過払い金請求をしようという方もいます。
確かに過払い金返還請求は弁護士や司法書士でなくても、自分で手続することができます。
そこで過払い金返還請求を弁護士・司法書士に依頼するメリットとデメリットについて簡単に解説します。
過払い金返還請求は請求すれば自動的にお金が戻ってくるというものではなく、どの程度の過払い金があるのかという、利息の引き直し計算などをして算出する必要があります。
また領収書などを集めてどの程度の借金があるのかという正確な情報を集める必要があり、金融業者に取引履歴を請求したりとかなり手間がかかります。弁護士や司法書士に依頼すればこうした手間を全て丸投げできるので非常に便利です。
その後に金融業者を相手に過払い金請求の交渉を行うのですが、金融業者は過払い金交渉を何度も行っているので非常に慣れています。そのためこちらも弁護士や司法書士に依頼することによって交渉を有利に進めることができます。
弁護士や司法書士に依頼することで、手続きの手間をなくして、有利に交渉を進められるというメリットがあります。
弁護士や司法書士に過払い金返還請求するデメリットは依頼費用が必要ということくらいだと思います。専門家に依頼するのだから依頼料金が発生するのは仕方がないことだと思います。
ただ依頼料金は戻ってきた過払い金額によって決まるので、戻ってくる過払い金以上の依頼費用が発生することはないので、そこまで大きなデメリットではないと思います。
むしろ弁護士や司法書士に依頼しないことのデメリットの方が大きいと思います。
自分で手続する場合だと過払い金の計算や資料請求を自分で行うことになり、さらに金融業者との交渉も自分で行うことになります。仮にここまで上手くいったとしても、交渉に失敗して訴訟になってしまったら結局は弁護士に依頼することになります。
過払い金返還請求に関しては、借金が残っているケースでも既に借金を完済している状況でも手続きは弁護士や司法書士に任せてしまった方がいいです。
過払い金返還請求では交渉が重要になってくるので、素人の個人が交渉するよりは弁護士や司法書士などの専門家が交渉したほうがスムーズに過払い金が戻って来る可能性が高いです。
過払い金は借入期間が長ければ長いほど戻ってくる金額が大きくなる可能性が高いので、もし過去に借入した経験があるなら、一度は弁護士や司法書士に相談して過払い金があるのかチェックしてもらったほうがいいです。
当サイトでは完済済みの借金を含めて過払い金に関する相談を無料でやっている弁護士事務所や司法書士事務所をまとめているので参考になると思います。
メールや電話で無料相談も行っているので、まずは気軽に無料相談を利用して過払い金があるのか相談してみるといいと思います。
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