学生ローンの返済できない状況になってしまってローンを滞納する方は少なくないです。
学生ローンを借りる大学生は、パソコンを購入するためだったり、一人暮らしの生活費を工面するためだったり、足りない学費を賄うためなど色々な理由で利用しています。
学生ローンは相手が学生ということもあり、審査は厳しくなくて親の同意が必要ないということや、融資が早くて即日お金を貸してくれたりするので非常に利用しやすいという特徴があります。
一方で学生ローンは学生相手だからといって金利が安いというわけではなく、一般的な消費者金融よりは若干安いかもしれないですが、銀行のカードローンよりは高いです。そのため返済が遅れると雪だるま式に借金が増えていく可能性があります。
ここでは学生ローンを返済するコツやポイントと、債務整理で減額することは可能なのかをまとめています。
学生ローン自体は借りられる融資額の限度が50万円程度なので、就職して働けるようになれば返済することは十分可能だと思いますが、奨学金を借りているケースだと、学生ローンと奨学金の両方を返済していくことになります。
ただ学生ローンは金利が高めな一方で、奨学金が借金額が大きいので、就職したとしても奨学金の返済が加わることになるので、生活は楽にならないかもしれないです。
また、もし仮に就職活動に失敗してしまった場合には、学生ローンを奨学金のダブルパンチで返済が行き詰ってしまい、どうしようもない状況になってしまう可能性があります。
実際に学生ローンを借りている方は経済的に厳しい方が少なくないため、大学も奨学金を借りて通っているという方は多いです。そのため、大学卒業後に学生ローンと奨学金を返済している方は少なくないです。
そもそも奨学金だけの返済でも行き詰ってしまって自己破産する方が少なくないのに、そこに学生ローンが入ってくると、さらに返済負担が大きくなります。
そのため借りる方も事前に返済プランを考えておかないと、毎月の返済額が自分の経済力を超えてしまい、返済が行き詰る可能性は十分にあります。
学生ローンを滞納するとどうなるのかを借りる前に把握してない方は結構多いです。
まだ若い学生なので深く考えずにお金を借りてしまうと思うのですが、事前に返済しきれなくなってしまって学生ローンを滞納するとどうなるのかは把握しておいたほうがいいと思います。
基本的には一般的なローンを滞納した場合とそこまで大きな違いはないですが、「親に連絡が行く」というのが普通の消費者金融などのローンとは違うところだと思います。
学生ローンを滞納すると電話などによる督促などが行われるのは当然ですが、それでも滞納が続くと、親に督促状が送られてしまう可能性があります。
ローンを滞納するとすぐに親に督促状が行くというわけでなく、滞納が続いてローン会社への対応が不誠実だとこういったことになってしまう可能性があります。
まあ、ローン会社としてもボランティアでやっているわけではないので、ローンの滞納が続いてしまったら親御さんに連絡して返済を促したいという気持ちはわかります。
普通の消費者金融などからの借金ではこういったことはないので、ある意味では学生ローン特有の督促方法という感じですね。
学生ローンを滞納すると信用情報がブラックリストに登録されることになってしまって、金融機関からの信用がなくなってしまい、ローンやクレジットカードが作れなくなってしまいます。
信用情報とは借金の履歴情報のようなもので、信用情報は信用情報機関を通じて色々な金融機関とつながっています。
そのため、学生ローンを滞納すると、その情報が信用情報機関を通じて他の金融業者なども参照できるようになるので、ローンやクレジットカードを作る際の審査でローン滞納のことがバレてしまい審査に落ちることになります。
ただずっと信用情報がブラック状態というわけではなく、5年から10年すれば自動的にブラックからは解除されるので、その後は普通にカードを作ることができます。
借金を滞納すれば当然ですが約束違反ということになるので遅延損害金が発生することになります。借金を滞納すれば延滞利息として遅延損害金が発生するのは普通のことです。
学生ローンの場合だと遅延損害金利の利率は20%程度になるので、普通の利息よりも十分に高いということになります。
そのため学生ローンの滞納が続くと遅延損害金によって借金がどんどん膨らんでしまい返済額がどんどん増えていくことになるので注意が必要です。
遅延損害金は滞納が続いていると解消されるまで発生することになるので、後で借金返済に苦労しないためにもできるだけ早めに滞納状態を解消することが重要になってきます。
学生ローンは債務整理手続きによって減額や免除をすることが可能です。
そのため学生ローンを滞納してしまって返済できる見込みが立たないという状況になってしまった場合には、早めに債務整理を検討してしまった方がいいと思います。
返済できない借金をそのままにしていても遅延損害金が増えていくだけですし、ローン会社からの督促によって精神的にも追い詰められるだけです。
安易に債務整理を進めるわけではないですが、返済の見込みがないなら弁護士や司法書士に債務整理について相談してみる価値は十分にあると思います。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産という3つの手続き方法があるので、それぞれわかりやすく解説しようと思います。
学生ローンを債務整理手続きで解決するなら、任意整理手続きは一番の利用候補になると思います。
任意整理は手続きの依頼を受けた弁護士や司法書士がローン会社と交渉して、借金の利息を免除したり、毎月の返済額を少なくしてもらって返済負担を小さくするという債務整理方法です。
借金の減額幅が大きくないですが、借入先の件数が少なければ依頼料金は安いので、手元にお金がない大学生でも利用しやすいと思います。
学生ローンの場合は、最大融資額でも50万円くらいだと思うので、これくらいの金額なら任意整理を利用しての債務整理が一番利用しやすいと思います。
また任意整理なら家族に内緒で借金を整理することも可能なので、学生ローンを整理するなら一番候補になる手続き方法だと思います。
個人再生は裁判所で手続する債務整理方法で、手続きが複雑なので弁護士や司法書士への依頼料金は自己破産と同じくらい高額ということもあり、学生ローンでの債務整理では利用しにくいのではないかと思います。
借金が学生ローン以外にもあって、数百万円単位での借金があるなら利用する価値はありますが、借金が学生ローンだけなら、個人再生を利用するのはやりすぎだと思います。
大学生が学生ローンで債務整理する場合なら、借金額額はそこまで大きいということはないと思います。個人再生はどちらかというと借金額が大きい方向けの手続き方法になります。
ただ学生ローンの債務整理なら、任意整理か自己破産を利用する方が多いのではないかと思います。
自己破産は裁判所で免責許可を得ることで、借金返済の義務がなくなるという債務整理方法になります。そのため裁判所で免責を得ることができれば、学生ローンを返済する必要はなくなります。
しかし自己破産すると持ち家や自動車などの高額資産を没収されてしまうことになり、職業制限など色々なデメリットが生じることになります。
とはいっても大学生だと持ち家や自動車を持っている方はほとんどいないと思いますし、職業制限に学生は含まれてないので、大学生ならそこまで大きなデメリットは受けないように感じます。
ただ借金が学生ローンだけなら、自己破産までする必要はないかと思います。任意整理のような債務整理方法で十分に対応できるのではと思います。
しかし学生ローンだけでなく奨学金の返済も迫られているという状況なら自己破産する価値はあると思います。奨学金は学校や学部によっては500万円以上になることも十分にあるので、金額が大きくて返済が難しいなら利用する価値はあると思います。
学生ローンを債務整理すれば借金返済の負担が軽くなったり免除することができますが、債務整理を利用する場合にはデメリットもあります。
債務整理方法によってそれぞれデメリットがありますが、債務整理手続きに共通するのが「信用情報がブラックリストに登録される」ということです。
ただ上記でも説明している通り、学生ローンを滞納すれば信用情報がブラックになるので、すでにローンを滞納しているならそこまで大きなデメリットにならないかもしれないです。ただ自己破産を利用する場合だとブラックの期間が10年ということもあるのでそのあたりは注意が必要です。
また債務整理手続きは基本的には弁護士や司法書士に依頼するのが普通なので、依頼料金が必要というのもデメリットになります。
個人再生や自己破産だと依頼料金が数十万円にもなるので、学生が負担するには重い金額です。
ただ任意整理は借入先の件数によって依頼料金が違っており、1社5万円程度で依頼することができます。そのため借入先の件数が少ないなら、そこまで大きな経済的な負担にはならないと思います。
そういった意味でも任意整理が学生ローンを整理する場合には利用しやすいと思います。
学生ローンの借金を返済できなくなってしまった場合には早めに対応する必要があります。
学生ローンとはいっても普通に利息はありますし、滞納すれば遅延損害金も発生するので、返済できなくなって滞納すればどんどん借金状況は悪化していくことになります。
その際に借金を放置するとさらに状況は悪化するので、返済できないと思ったら早めに親に相談したり、債務整理の利用を検討したりなどの対策方法を考える必要があります。
どうしても親に相談したくないという場合には任意整理などの債務整理方法を利用して借金を整理するという方法を考えてみるといいと思います。
ただいきなり債務整理をするというのは敷居が高いので、まずは弁護士や司法書士がやっている無料相談を利用して話を聞いてはどうでしょうか。
債務整理に対応している弁護士や司法書士は借金問題に精通しているので、話を聞くだけでも参考になると思います。そこで債務整理が必要なら債務整理を検討すればいいですし、他に良い方法があればその方法で借金返済してもいいと思います。
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