家族や職場に内緒の借金がある方は珍しくはないと思います。
最近の消費者金融はスマホやパソコンで店舗来店の必要なく気軽にお金を借りることができますし、最短だと即日融資も当たり前になってきているので、家族や職場に内緒で気軽に借金しやすいような環境ができてしまっています。
人によっては自分で自由になるお金が足りなくて、突発的な出費で軽く借金したつもりが、そのまま返済することができなくなってしまって、いつの間にか借入が当たり前になってしまったり、借金の利息負担が重くなってしまって、利息を払うのが精一杯で元本が払えないという状況に陥ることも珍しくないです。
ただそのまま借金が払えないという状況が続いてしまうと、借入先から返済の督促として電話や郵送物が送られてくると思うので、そのことによって借金が家族にバレてしまう可能性があります。
そのため家族に内緒で借金を秘密裏に整理したいと考えているなら、借金を滞納する前に対策方法を考える必要があります。
借金を家族に内緒にして整理するということなら、友人や知人にお金を借りるという方法もありますが、返済のあてがなくて、さらにここでも滞納してしまうと、借りた友人や知人経由で借金のことが家族にバレてしまう可能性もあり、友人との人間関係にも影響してくるかもしれないです。
そのため借金問題は友人や知人などには頼らずに、自分で解決方法を探るのがベストだと思います。そこで考えられるのが債務整理手続きになります。
自分で借金問題を解決することを考えるなら債務整理手続きを利用することがベストな方法だと私は思っています。
債務整理は弁護士や司法書士に手続きを依頼して、借金返済の負担を軽くするという手続き方法です。そのため「借金の返済のために借金をする」というような自転車操業的な解決方法ではなく、実質的に借金問題を解決することにつながる手続き方法です。
ただそんな債務整理方法を家族や会社に内緒にしている借金を、秘密にしたまま整理手続きすることができるのかが大きな問題になってきます。結論を言ってしまうと、利用する債務整理方法によってハードルの高さが大きく違ってくると思います。
そこで任意整理・個人再生・自己破産とそれぞれの債務整理方法を利用する場合に、家族に内緒の借金を秘密にしたまま手続きすることができるのかを解説しようと思います。
任意整理は債権者と交渉することによって借金返済の条件を変えてもらったりして返済負担を軽くするという債務整理方法です。
任意整理を利用することによって借金の利息が免除されたり、毎月の返済負担が軽くなるので、消費者金融やカードローンなどのような借金の利息が高めの借金を整理するのに向いている債務整理方法ではないかと思います。
任意整理に関しては家族や職場に内緒で債務整理することは十分に可能だと思います。
任意整理は裁判所が関係してこない債務整理方法なので、裁判所から連絡や書類の発送がないので、その分だけ家族にバレる可能性は小さくなります。ちなみに手続きを依頼した弁護士や司法書士からの連絡や書類の発送については、こちらから事前に連絡方法などを指定することができるので問題ないです。
また任意整理は個人再生や自己破産と違って、持っている資産が影響しない債務整理方法なので、資産調査などが行われないということも家族にバレにくい良いポイントになってきます。
家族にどうしても借金がバレなくないということなら、任意整理が一番の利用候補になってくる債務整理方法だと思います。
個人再生は裁判所で手続する債務整理方法で、任意整理とは違って交渉による債務整理方法ではなく、資産状況や借金額によってある程度の借金減額の幅が決まっている債務整理方法になります。
裁判所で手続するということもあり、借金を元本からしっかりと減額することができ、最大で借金を10分の1まで減額することができるという非常に強力な債務整理方法になります。そのため借金額が大きい方に向ている債務整理方法になります。
個人再生について簡単に説明すると任意整理と自己破産の中間という感じの債務整理方法という感じがします。任意整理よりも借金の減額幅が大きく、自己破産ほど手続きでのデメリットが大きくないため、バランスが良い債務整理方法という感じがします。
ただそんな個人再生手続きを家族に内緒にしながら行うというのはハードルが高いと思います。
個人再生は裁判所で手続する債務整理方法なので、裁判所から連絡や通知などが来る可能性もありますし、個人再生は資産が借金の減額幅に影響してくるので資産調査なども必要になってくるので、その過程で家族に借金のことがバレる可能性があります。
自己破産も債務整理方法として利用候補に挙がっています。
自己破産も裁判所で手続する債務整理方法で、裁判所から免責を得ることによって、借金返済の義務が免除されるという債務整理方法になります。つまり裁判所から免責が出れば借金が事実上免除されるという事になります。そのため借金問題を一気に解決することができます。
借金を抱えている側からすると、借金の支払いが免除されるなら、他の債務整理方法をは利用せずに最初から自己破産した方がいいのではないかと思うかもしれないですが、自己破産はハードルが高い債務整理方法で簡単利用できるものではないです。
また自己破産は持ち家や自動車などの高額資産が没収されてしまうということや、手続きの際に一部の職業で職業制限が生じることになるので、日常生活への影響が非常に強い債務整理方法です。
特に一部の職業に適用される職業制限に引っかかると、会社に借金で自己破産することが知られるのはもちろんですが、一定期間仕事が制限されるので家族にも自己破産のことが知られることになります。
また、個人再生と同様に裁判所で行う債務整理方法なので、裁判所から連絡や通知が来る可能性もあります。さらに資産調査などによって家族に借金のことがバレる可能性もあるので、自己破産は家族に内緒で行うにはかなりハードルが高いと思ったほうがいいです。
家族に内緒の借金を秘密にしたまま債務整理するなら任意整理が一番バレにくいですが、個人再生や自己破産でも家族に必ずバレるというわけではないです。
家庭環境などによっては個人再生や自己破産でも家族にバレずに債務整理できる可能性はあります。
具体的には家族と別居しているような状況だと家族にバレずに債務整理しやすいと思います。家族と同居していると、裁判所などからの連絡や郵送物によって家族に借金がバレる可能性がありますが、単身赴任などで家族と別居しているという状況ならこういった家に来る連絡や郵送物などによって手続きのことがバレる可能性もないです。
また、家族と家計が別ということならさらに債務整理手続きがバレにくくなると思います。自己破産などの債務整理方法だと高額資産は没収されてしまいますが、没収されるのは自己破産する名義人の資産だけななので、明確に家族と資産が分かれているような状況なら、資産調査で家族に債務整理のことを知られるリスクを減らすことができます。
ただ一般的な家庭だと家族と別居していたり、家計が別という家庭は多くはないと思うので、なかなか現実的はないかもしれないですね。
あくまでのこれらの家庭環境だと家族に内緒にしたまま債務整理しやすいということを知っていただけると幸いです。実際にどういった方法で手続するかは、債務整理を依頼する弁護士や司法書士と相談して決めると良いと思います。
家族に内緒の借金があって、その借金を債務整理で秘密にしたまま手続きしようか検討している場合に下記のような状況だと家族に借金がバレる可能性があるので注意が必要です。
状況によっては家族に内緒で借金整理することを諦める必要が生じる可能性もあります。下記では具体的な事例とその対策方法についてまとめています。
債務整理をする場合に借金の中に連帯保証人が設定されているような借金がある場合には注意が必要です。
連帯保証人んが設定されている借金を債務整理すると、減額した借金分について、債権者が連帯保証人に借金の返済を請求することになります。
つまり連帯保証人が付いている借金を債務整理すると、連帯保証人に連絡が行ってしまって、借金を債務整理することが他の人に知られてしまうということになります。家族が連帯保証人になっているなら、当然ですが家族に連絡が行くことになります。
また家族以外の友人や知人が連帯保証人になっているようなケースでも、いきなり取立てが来たらこちらに連絡が来るのが当然で、そこからトラブルになって家族に借金のことがバレる可能性は十分に考えられます。
そのため連帯保証人が設定されている借金を債務整理するなら、事前に連帯保証人に事情を説明するか、あるいは任意整理を利用して連帯保証人が設定されている借金を除外して債務整理するという方法が考えられます。
債務整理ををすると自動車などの家族の共有資産を没収されてしまう可能性があります。当然ですが家族の共有資産を没収されてしまったら借金があることや債務整理することを知られてしまうことになります。
自動車没収されてしまうケースとして2つのパターンが考えられます。1つ目は自動車ローンを債務整理してしまった場合です。自動車ローンを債務整理するとローンを完済できなかったということになるので、ローン会社に自動車を引き上げられてしまう可能性が高いです。
あとは自己破産を利用したケースです。自己破産すると自動車などの高額資産は没収対象になってしまうので、自動車ローンを払い終わったとしても没収対象になってしまいます。
そのため自動車ローンが残っているなら、任意整理を利用して自動車ローンを債務整理対象から除外して借金整理するという方法が考えられます。また自動車ローンを完済しているケースなら、任意整理や個人再生などの自動車が残せる債務整理方法を利用するという方法を検討するといいかと思います。
債務整理手続きに失敗すると債権者から債権回収の訴訟を起こされてしまって、そのことによって家族に借金のことがバレてしまう可能性があります。
基本的に個人再生や自己破産などの裁判所で行うような債務整理方法だと手続きに失敗して債権回収訴訟になるということはあまり多くないのかなという感じがしますが、任意整理は交渉によって返済条件を変えてもらう債務整理方法なので、交渉が決裂してしまったら手続きは失敗してしまうことになります。
とは言っても、任意整理に慣れている弁護士や司法書士に手続きを依頼すれば失敗することは多くないと思うので、依頼費用が安いということで安易に手続きに慣れてない弁護士や司法書士を選ばなければ問題はないと思います。
また、家族に秘密にしたまま債務整理を成功させるという意味でも、手続きに慣れてない弁護士や司法書士に債務整理を依頼するのはリスクがあります。できる限り経験豊富な弁護士や司法書士に手続きを依頼するようにしましょう。
家族に内緒の借金を債務整理で秘密にしたままバレずに手続きしたいということなら、事前に弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談を利用するのがベストだと思います。
実際に債務整理手続きをするのは弁護士や司法書士なので、家族にバレずに債務整理することができるかどうかは弁護士や司法書士の力量や経験にも左右されてきます。そのため実際に話を聞くことで、家族に内緒で債務整理可能なのかを知ることができます。
基本的には家族にバレずに秘密裏に借金を整理するなら任意整理がベストなのですが、借金額や収入額によっては任意整理は借金が完済しきれないという事もあり得ます。
そのため単純に任意整理を利用すればいいということでもないので、借金の完済と家族に内緒で債務整理するということを目的にして、どの債務整理方法がベストなのかということを無料相談で相談してみるといいかと思います。
当サイトでは借金問題や債務整理について無料相談を行っている弁護士事務所や司法書士事務所をまとめているので、借金問題を抱えているなら気軽に相談することができると思います。
メールや電話による無料相談が可能な事務所を載せているので、スマホやパソコンから空いている時間に簡単に無料相談を利用することができ、店舗まで出向かなくても相談可能です。
「まずは話だけ聞きたい」という方でも利用しやすい事務所をピックアップしているので、どこに借金問題を相談したらいいのかわからないという方は相談先の参考になると思います。
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