遅延損害金(延滞利息)は借金の支払いが遅れることによって、金融業者などの債権者が損害を被ったとして請求されるお金のことをいいます。
違法なお金ではなく、正当な制度ですが、金利が高いことから非常に厄介です。ある意味ではペナルティー要素が強い目的のお金と言えると思います。
遅延損害金(延滞利息)は期日が過ぎた借金に、次回の支払い返済金にプラスして支払うのが一般的です。
遅延損害金(延滞利息)は普通の利息とは違って上限金利がかなり高額になっており、借金の支払いが遅れることによって遅延損害金(延滞利息)による支払いがどんどん増えていくことになるので、最終的には利息すら払えない状況になってしまう可能性があります。
実際に遅延損害金(延滞利息)によって借金返済ができなくなってしまったという方も少なくないです。
遅延損害金(延滞利息)と普通の借金の利息とではどのような違いがあるのでしょうか?
簡単に違いを説明すると、支払い日までに発生するのが一般的な借金の利息で、支払い日を過ぎて発生するのが遅延損害金(延滞利息)ということになります。
遅延損害金(延滞利息)は普通の利息よりも高利率になるので、支払いが滞ると厄介なことになります。また遅延損害金を理由にして過払い金の支払いを拒否されることもあり、遅延損害金によって本来もらえるはずだった過払い金がもらえなくなる可能性もあります。
普通の利息は借金に当たり前のようについてくるものですが、遅延損害金(延滞利息)に関しては、借金の支払いが遅れていることに関する懲罰金のようなイメージでしょうかね。
そのため借金返済に行き詰ってしまっているような方は遅延損害金(延滞利息)によって、どんどん借金返済が難しい状況に追い込まれていくことになります。
借金返済に行き詰ると非常に厄介なことになる遅延損害金(延滞利息)ですが、債務整理手続きをすることによって、これらの利息を免除してもらうことが可能です。
債務整理にはそれぞれ任意整理、個人再生、自己破産という債務整理方法がありますが、遅延損害金(延滞利息)を含めた借金返済にどのようなコカがあるのか下記でまとめているので参考にしてください。
任意整理は消費者金融やカード会社などの債権者と交渉して、借金返済の負担を軽くしてもらうという債務整理方法で、遅延損害金(延滞利息)を含めた借金の利息をカットできるという効果を期待できます。
また毎月の返済負担を少なくしたり、返済期間を変更してもらうことも可能で、任意整理を利用すれば借金返済の条件を緩和してもらうことが可能です。
さらに任意整理は家族や会社に内緒で手続きすることも可能で、ギャンブルや浪費などのような借金理由でも利用することができ、車や家などの高額資産を残したままで手続きすることも可能です。
遅延損害金(延滞利息)が借金返済の大きな妨げになっているような場合には十分に利用候補になる債務整理方法です。
個人再生は裁判所で手続きを行う債務整理方法で、遅延損害金(延滞利息)を含めた利息はもちろんですが、任意整理とは違って借金を元本から減らすことができる強力な債務整理方法です。
個人再生は任意整理よりも強力な債務整理方法ですが、債務整理対象を選ぶことができません。住宅ローン特則を利用すれば家を残しながら大幅に借金を減額することはできますが、自動車ローンなどが残っていると、自動車も債務整理対象になってしまうので没収されてしまいます。
ただ借金額が大きい場合には非常に頼りになる債務整理方法なので、任意整理では借金完済が難しいような場合には利用候補になると思います。
自己破産も裁判所で手続きを行う債務整理方法ですが、自己破産の場合は裁判所から免責が認められれば借金返済の義務がなくなるので、事実上借金がゼロになるという最強の債務整理方法です。
そのため借金の元本と一緒に遅延損害金(延滞利息)もなくなるので、借金返済の負担は一気になくなります。
ただ自己破産すると家や自動車などの高額資産が没収されてしまうので、資産がある程度あるようなケースで利用するのはオススメしないです。
自己破産は借金返済できなくなった場合の最終手段だと思っておくといいと思います。
遅延損害金(延滞利息)などの利息を免除してもらえば借金返済が可能であるような状況なら任意整理を利用するのがベストだと思います。
任意整理を利用すれば遅延損害金(延滞利息)などの利息が免除されるのはもちろんですが、債務整理後のデメリットが個人再生や自己破産と比べると非常に小さいです。
特に債務整理対象を選べるというのは大きなメリットで、保証人などがついているような借金や、自動車ローンなど、債務整理されると困るような借金を除外できるので自由度が高いです。
ただ任意整理を利用する場合には依頼する弁護士・司法書士選びは非常に重要です!
任意整理は金融業者などの債権者と交渉して遅延損害金(延滞利息)などの利息を免除してもらったり、返済条件を見直してもらうという債務整理方法なので、交渉力のない弁護士や司法書士に依頼すると、満足の行く結果が出ない可能性があります。
任意整理は裁判所で行う債務整理方法ではないので、明確な減額基準があるわけでないことから、良くも悪くも依頼した法律事務所の手腕に大きく結果が左右されます。
つまり経験豊富で任意整理に慣れている弁護士や司法書士に依頼することができれば、良い交渉結果が得られる可能性が高いですが、経験が浅く任意整理に慣れてない事務所だとほとんど減額できないという事になる可能性があります。
借金返済で遅延損害金(延滞利息)が発生しているようなケースだと、すでに借金返済に行き詰っているということになるので、早めに債務整理してしまった方がいいです。
借金を滞納して遅延損害金が出ているようだと、おそらくそのままの状況では完済は難しいと思うので、一度は借金返済の専門家である弁護士や司法書士に相談してみるといいと思います。
遅延損害金(延滞利息)が発生すると返済負担は大きくなってどんどん借金返済が難しくなっていくので、それよりは早めに債務整理で対処してしまった方がいいです。
早めに対処すれば任意整理などのデメリットが小さい債務整理方法で、家族や会社に内緒にしながら借金を整理すこともできます。
逆にギリギリまで我慢していると、自己破産しか選択肢がなくなってしまう可能性もあるので、そうなる前に一度は無料相談を利用してみるといいです。
遅延損害金(延滞利息)は借金を払えなかった場合のペナルティーのようなものですが、債務整理手続きによって免除することができるので、そこまで怖いものではないです。
むしろ遅延損害金(延滞利息)が発生しているということは借金返済に行き詰っている証明でもあるので、早めに債務整理の利用を検討したほうがいいと思います。
遅延損害金(延滞利息)が発生しているだけならまだマシですが、返済がさらに滞ってしまうと強制執行で給料や資産がなどが差し押さえられてしまう可能性があるので早めの対処が重要になってきます。
当サイトでは債務整理に強い弁護士や司法書士を都道府県別にまとめているので参考になると思います。
また当サイトに掲載している弁護士事務所や司法書士事務所は無料相談に対応しているので、遅延損害金(延滞利息)などが発生しているような場合は気軽に下記から相談してはどうでしょうか。
手元にお金が無くても債務整理は可能です! | |
債務整理は手元にお金がなくても手続き可能なので借金返済で悩んでいる場合には、まずは弁護士・司法書士の無料相談を利用するといいです。下記から都道府県別に借金問題の相談を無料で行っている法律事務所をまとめているので参考にしてください。。 | |
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