夜逃げをして借金問題から逃げたいと思う方はいますが、夜逃げすることによって借金から逃れることは可能なのでしょうか?
夜逃げする方は借金から逃れたくてするケースや、DVやストーカーなどから逃れるために止むなく夜逃げするというケースもあります。
夜逃げと聞くと何となく昔は行われていたとイメージする方が多いのではないかと思います。実際に昔の映画に「夜逃げ屋本舗」という作品もあったことから、昔からある程度は夜逃げという方法があったということが想像できます。
ここではそんな夜逃げを利用して借金から逃れる場合のメリットやデメリットだけでなく、夜逃げを利用せずに借金問題を解決方法などについてもわかりやすく解説していこうと思います。
夜逃げをする方は、自分がいる場所を知らたくないから逃げるわけなのですが、逃げる際にいくつかのポイントがあります。
別に夜逃げをすることを推奨しているわけではないですが、一般的に夜逃げをする方の多くは下記のようなことをやっているという意味で成功のためのポイントについてまとめてみました。
夜逃げの心得というわけではないですが、夜逃げする方の多くは上記のようなことを行って、債権者などにバレないように借金から夜逃げするようです。
特に住民票は移動させないというのは鉄則です。通常の引越しでは転居届を出して新しい住所に住民票を移すのが一般的ですが、住民票については債権者が裁判などを予定しているようなケースで申告すれば、第三者でも住民票を見ることができます。つまり住民票から住んでいる場所が債権者にバレる可能性があります。
また夜逃げすることを子供などを含めて誰にも話さないことも重要です。特に子供は友達などに転居することを伝えてしまったすることもあるので、夜逃げする時期が外部に漏れてしまう可能性があります。
さらに夜逃げの予兆をさとられないためにも、夜逃げ前に粗大ごみなどの大きな荷物を出さないようにするなど、できるだけ周りに転居の可能性を悟らせないことも大事になってきます。
夜逃げするメリットは債権者などから逃れることができて、借金の取り立てに怯える必要がなくなるということだと思います。
また夜逃げが長期間成功すれば借金の時効によって、借金問題から逃れることができる可能性もあります。時効期間は消費者金融や銀行などの金融業者からの借金なら5年で、個人間の借金は10年とされています。
つまり5年間夜逃げを続ければ借金問題から逃れられる可能性があるということになります。多額の借金を抱えている方としては夜逃げすることによって借金問題から逃れられるなら逃れたいと思う方もいるのではないでしょうか?
ただ個人的には夜逃げに関しては、これらのメリットが実現しない可能性が高いと思います。私は夜逃げはメリットよりもデメリットの方が圧倒的に多いと感じています。
昔なら逃げ切る方もいたかもしれないですが、現在のこれだけネットが普及した世界では逃げるのは困難ですし、何年も借金から逃げ回るのは精神的にも大きな負担になります。
夜逃げをするデメリットは数多くあり、夜逃げのデメリットを知ると夜逃げすることにメリットを感じなくなるのではないかと思います。
夜逃げをすると下記のように色々なデメリットがあるので、夜逃げを考えているなら考え直したほうがいいのではないかと個人的には思います。
借金で夜逃げをする方の多くは時効を目的にして夜逃げする方が多いのではないかと思います。
一般的な金融機関の時効期間は5年なので、5年程度逃げ続ければ借金から完全に決別できるのではないかと思う方もいますが、時効にはリセット要件があり、さらに裁判所経由で請求されると時効がさらに10年延長されます。
つまり借金の時効は5年とされていますが、実際には5年で時効が成立することはないと思っておいたほうがいいです。特に金融業者などは簡単に時効が成立されてしまっては信用問題にも関わってくるので、よほどの期間を逃げないと時効は成立しないと思ったほうがいいです。
いつまで延長されるかわからないような時効のために夜逃げを続けられるのかというのは大きなデメリットだと思います。
借金の中には連帯保証人や保証人が設定されいるものもあります。こうした借金から夜逃げして返済から逃げてしまうと、連帯保証人などに借金返済の請求が行くことになります。
連帯保証人になっているのは、おそらく家族などの親しい人だと思うので、夜逃げすることによって借金を家族などに被せることになり、多大な迷惑をかけることになります。
仮に夜逃げで借金から逃れたとしても、その借金を家族が被ってしまっていたら、借金がなくなる代わりに人間関係が崩壊してしまう可能性があります。
夜逃げして借金から逃げ続ければ返済が滞ることになるので、当然ですがその分だけ遅延損害金がどんどん増えていくことになります。
夜逃げして借金の時効を迎えられればいいですが、夜逃げに失敗してしまったら、夜逃げしていた間に遅延損害金がとんでもない金額になっていて、さらに返済が難しくなってしまいます。
夜逃げ期間が長くなればなるほど遅延損害金は大きくなっていくので、数年単位で夜逃げしているようなケースだと遅延損害金だけでも莫大が金額になっている可能性があります。
夜逃げする際には住民票を移動するとそこから居場所を特定されてしまうので、住民票を移動せずに転居するのが一般的です。ただそうなると住民票はそのままになってしまうのでそのことによって色々なデメリットが生じることになります。
新しい住所で住民票がない状況だと、就職など仕事をするのに支障が出るのはもちろんですが、賃貸マンションなど住民票の提出が必須の引越しも難しいことになってしまいます。
さらに子供の入学などにも影響が出てきたりします。旧住所のままだと色々な面でデメリットを被ることになるので、夜逃げするとそうしたことが長期化することになるので非常に厄介です。
夜逃げを検討しているなら、その前に債務整理の利用を検討してはどうでしょうか。
債務整理は弁護士や司法書士などの専門家に依頼して借金を整理してもらう手続方法で、債務整理には任意整理・個人再生・自己破産などの手続方法があります。借金の減額幅は利用する債務整理方法によって違ってきます。
自己破産を利用すれば借金の支払いが免除されることになるので、夜逃げすることなく借金問題を一気に解決することができます。夜逃げのように借金の時効まで何年も隠れて暮らす必要もないので、短期間で借金を整理することができます。
自己破産すると高額資産が精算されてしまうという大きなデメリットはありますが、夜逃げするような状況だと高額資産を持っているということの方が珍しいので、デメリットにはならないかと思います。
債務整理には自己破産以外にも任意整理や個人再生という手続方法があり、資産を残したいという方には自己破産ほどの減額成果を得ることはできないですが、こういったデメリットが小さい債務整理方法もあります。
夜逃げして何年も窮屈な生活を強いられるくらいなら、まずは債務整理をの利用を検討してからどうするかを考えるといいのではないかと思います。
債務整理を利用して借金問題を解決するなら、まずは弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談の利用を検討するといいかと思います。
弁護士や司法書士への相談だと、相談料が必要なのではないかと思う方も多いですが、借金問題に関しては利用者にお金がないということは把握しているので、債務整理案件に慣れている事務所なら無料相談は当たり前に対応しています。
弁護士や司法書士に手続きを依頼すると依頼費用を心配する方も多いですが、債務整理を利用する方にお金がないとことは弁護士や司法書士も知っていることなので、支払い方法については柔軟に対応してくれます。また場合によっては法テラスを利用して立て替えてもらうという方法もあります。
自己破産などの強力な債務整理方法は手続きが複雑なので基本的には弁護士や司法書士に手続きを依頼するのが一般的です。債務整理するかどうかは無料相談を利用してから決めればよいと思うので、夜逃げするくらいなら事前に債務整理について検討してから決めたほうがいいと思います。
当サイトでは無料相談に対応している弁護士事務所や司法書士事務所をまとめています。スマホやパソコンからメールや電話などによる相談が可能な事務所をまとめています。借金問題に慣れている事務所をピックアップしているので参考になると思います。
事務所に出向かなくても空いている時間にスマホやパソコンで相談できる事務所しか載せてないので、相談先で悩んでいるなら参考になると思います。
手元にお金が無くても債務整理は可能です! | |
債務整理は手元にお金がなくても手続き可能なので借金返済で悩んでいる場合には、まずは弁護士・司法書士の無料相談を利用するといいです。下記から都道府県別に借金問題の相談を無料で行っている法律事務所をまとめているので参考にしてください。。 | |
債務整理が得意な弁護士・司法書士を探す! |
|
北海道・東北地方 | 北海道|青森県|宮城県|福島県 |
関東地方 | 茨城県|栃木県|群馬県|埼玉県|千葉県|東京都|神奈川県|山梨県 |
中部地方 | 長野県|新潟県|石川県|静岡県|愛知県|岐阜県|三重県 |
近畿地方 | 滋賀県|京都府|大阪府|兵庫県|奈良県|和歌山県 |
中国・四国地方 | 岡山県|広島県|山口県|愛媛県|香川県 |
九州・沖縄地方 | 福岡県|長崎県|宮崎県|大分県|熊本県|鹿児島県|沖縄県 |